2018年度社会保険労務士試験に運よく一発合格した駐妻@mint_letitbe が、次のステップに活かすため、その時のことを振り返るシリーズです。
今回のテーマは、やってみて良かった"小さなコツ"についてです。
- コツ①:通学ではなく通信講座を選ぶ
- コツ②:勉強する科目の順番を工夫(2回転目~)
- コツ③:全科目の理解度を見える化(2回転目~)
- コツ④:覚えたい単語は脳に刻むつもりでゆっくり書く
- コツ⑤:何か心の支えになるもの/習慣を持つ
- まとめ
コツ①:通学ではなく通信講座を選ぶ
おぬしは海外在住なんだから、通信以外に選択肢なかったじゃんよ。
まぁそう言わずにさ、聞いておくれ。
初めての社労士試験、何となく「通学コース」を選ぶのは、ちょっと待って!
一人だと怠けちゃうからですか?
誰かと一緒に切磋琢磨したほうがいい?
社会人向けに夜間コースがあるから?
自習室が使えるからですか?
・・・ぜひ、通信講座も選択肢に入れて下さい。
私は例え日本にいても絶対に通信を選んでたと思います。
なかでも、音声ダウンロードが出来るコース。
その理由をお話しします。
馴れ合いのクラスメイトはいらない
勉強を進めていくのも、最後に試験を受けるのも、自分1人です。
私はずっと1人で勉強してきて最初は寂しかったですが、今思えば、孤独だったから合格できたと思っています(もちろん、家族の支えもあってのことです)
誰かがいないと出来ない程度の覚悟なら、この地味で長い試験の道のりを行くのは向いてないかも知れません。
いつでも好きな時に聴ける
通信講座で音声DLが出来る講座を選べば、文字通り「いつでもどこでも」、オフライン環境でも講義が聴けます。
電車のなかだって、カフェだって、あなたの勉強部屋に早変わり。
通信生でも自習室使える
TACでは、授業で使用していない教室が、通信生にも開放されています。
更に、本番直前の模試は、通信生であっても希望すれば通学生に混じって教室で受験することができます。
勉強は家でコツコツ、模試に限っては大教室で本番と同様の臨場感を体験する、という「いいとこどり」が可能です。
同じく大手の大原でも、通信生でも自習室が使えるコースがあるようですよ。
(こちらは、拠点によって運用が異なるようなので事前にお問い合わせください)
総じて、コスパが高い
同じコース内容(教材も全く同じ)の場合、通学と通信ではやや通信のほうが若干値段が高いです。
私が受講した講座だと、1万円の差があります。
(例)TAC 2019年合格目標 社労士 総合本科生Basicの場合
通学:215,000円
通信:225,000円
それでも通信を激推しするのは、これまでお話してきたメリットで十分差額をペイできるからです。
加えて、通信なら通学に際しての費用や時間が一切かかりません。
更に、音声データはダウンロードさえしてしまえば自分の財産になるので、来年以降に再受験することがあっても、テキストと合わせてギリギリもう1年は使えます(法改正がある箇所や、保険料率等の数値は別途最新の教材で補足が必要です)
コツ②:勉強する科目の順番を工夫(2回転目~)
1回転目は、講座の組んだ講義のスケジュール通りに進めていくことになると思いますが、2回転目以降は、その順番を組み替えてみることをお勧めします。
例えば私の場合は・・
☆1回転目:
TAC社労士講座の順番通りに進めました。(⑪まで終えたのは6月上旬)
①労基 → ②安衛 → ③労災 → ④雇用 → ⑤徴収 → ⑥一般常識(労働) → ⑦健保 → ⑧国年 → ⑨厚年 → ⑩一般常識(社保) → ⑪白書・法改正
↓このように順番を変えました。
☆2回転目・3回転目:
⑨厚年 → ⑧国年 → ⑦健保 →⑩一般常識(社保)→ ③労災 → ④雇用 → ⑤徴収 → ①労基 → ⑥一般常識(労働)→②安衛
順番を考えるときは、以下のことを考慮しました。
・特に苦手だった年金は、まだ時間と心に余裕があるうちに対策したかった
・健保と、一般常識(社保)の国保、介護、高確法を互いに関連付けたり比較したかった
・健保と労災は、その怪我や障害の理由が労災かどうかだけの違いで、構造は似ているので、並べて比較したかった
・雇用は独自色が強い科目なので順番をどうするか迷ったが、シンプルに労災・雇用・徴収と並べてセットとした
・一般常識(労働) は細かな法律の羅列だが、労基を補完する法令もあるので、セットで覚えるため順番を並べた
・安衛は完全に暗記科目と割り切って、一番最後にした
順番が後になればなるほど、残り時間も少なくなって焦りますし、消化できない可能性もあるので、苦手な教科は早い段階で取り掛かることをお勧めします。
なお、 白書・法改正については、各科目ごとの勉強の中で消化しました。
コツ③:全科目の理解度を見える化(2回転目~)
コツ②にも関連するのですが、全教科を一枚の紙に書き出して、現時点の自分の理解度を〇△✕といったように見える化してみるのがおすすめです。
膨大な試験範囲のなかで、今どこまで来れてるか(「タスクの進捗」ではなく「理解度」のものさしで)を確認することで、限られた時間をどこに向けるべきか見えてきます。
また、理解度は都度変わるので(覚えたと思っても記憶はすぐに抜けてしまう)、一覧表はすぐに目につくところに置いておき、確認するのがお勧めです。
漠然とした不安をおさえてくれる効果もあります。
コツ④:覚えたい単語は脳に刻むつもりでゆっくり書く
これは、選択式対策として有効だった方法です。
過去問や模試を解くときに、ノートに選択肢(番号やアルファベット)を書くのではなくて、単語(法律の名前や覚えるべき数値など)を、ゆっくりと脳に刻むようにして書きます。
筆記用具も、いつものペンではなくて、特別に気に入ってるペンや可愛い色ペン、はたまた、あえて書きにくいペンを選ぶなど、脳に刺激になるような工夫をしてみます。
(私は時々、万年筆を使ったりもしてみました。笑)
普通に問題を解くだけではただの作業になってしまいますが、物理的な方法で新鮮さを保つようにすると、気分転換にもなってお勧めです。
コツ⑤:何か心の支えになるもの/習慣を持つ
唐突かもしれませんが、自分だけのお守りやパワースポットはありますか?
それか、ラグビーの五郎丸選手のような、自分だけのルーティーンはありますか。
一人で勉強しているとなおさら、孤独や不安が襲ってきます。
家族が支えてくれていても、勉強している自分しか、わからない苦しさがありますよね。何か、心の支えになるようなものを設けることはお勧めです。
難しく聞こえるかもしれないけれど、とても簡単。
例えば私は、鈴(りん)とお線香、お守りを置いたミニ神棚を作っていました。
そこに毎日新しい水やお茶を汲んで、日本の家族や、亡くなったばかりの愛犬に話かけていました。
思いつくことを試してみてください。
まとめ
小さな5つのコツについてお話しました。
簡単なことなのでぜひお試しください。
・通学ではなく通信講座を選び、フル活用する
・勉強する科目の順番を入れ替えてみる
・全科目の理解度を〇△✕で見える化してみる
・覚えたい単語は脳に刻むようにして書く
・何か心の支えになるもの/習慣を持つ
時々、休憩を取って、体をほぐしたり美味しい飲み物を採ることもどうかお忘れなく…!
今回の記事はいかがでしたか?
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